2011年03月31日

英語の歴史 その1

英語の歴史、特に音の変化について知っていると、色々な発見があったりしてとても面白い。

とりあえずは、大雑把に過去から現在に向かって辿ってみよう。

大本になっているのは、Indo-European(インド・ヨーロッパ語/印欧語)というもの。これは、名前から分かるように、インドからヨーロッパにかけてのほとんどの言語のご先祖様。

この言葉が話されていたとされる頃には、まだ文字は無かったので、この言葉が存在したという物的証拠は何も無い。

しかし、音の変化を過去に向かって遡った結果として、かなりの確率で存在したことは間違いないと思われている。

インド・ヨーロッパ語は、インド・ヨーロッパ祖語とかインド・ヨーロッパ共通基語とか呼ばれることもある。

この Indo-European は普通は IE って省略される。最近は Microsoft の IE の方がすっかり有名になってしまっているのだが、語源などの話で IE が出てきたら、インド・ヨーロッパ語のことを指す。

そして、IE は10の branch(語派)に分かれる。幾つかを以下に列挙してみる。そこに属する代表的な言語も付けておこう。

Germanic(ゲルマン語派)・・・英語、ドイツ語
Hellenic(ギリシア語派) ・・・ギリシア語
Italic(イタリック語派)   ・・・ラテン語、フランス語、イタリア語
Slavic(スラブ語派)    ・・・ロシア語、リトアニア語
Indic(インド語派)      ・・・サンスクリット語、ヒンディー語

英語はドイツ語とは近い親戚で、ゲルマン語派に属しているんことが分かることと思う。
posted by weyrod at 23:20| 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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